チェリーボーイズ

ストーリー

その日、アンカーだった蜂須賀は待っていた。
しかしついに彼の元にタスキは回って来なかった。
6人で繋ぐ駅伝だったのに…。憧れの教育実習生はるか先生にいい所を見せたかったのに…。
あれから20年。

長い時間が流れても消えぬモノ。
蜂須賀はラジオのDJとして活躍している。順風満帆な人生…のはずだった。
久しぶりに再会することになったあの時の駅伝メンバー。
歌い手になった者、業界でブイブイ言わせてる者、一流野球選手になった者。下北で芝居を続ける者…。人生は様々だ。

それぞれの岐路に立たされる男たち。彼らの人生、桜は咲くのか、散るのか。
現在と高校時代の記憶が交錯する時、彼らの青春が再び色付き始める。